◆INTRODUCTION

忘れ去られた温室。
そこに残っていたのは、朽ちかけた鉢と、名前も知らない誰かの記憶。

風が止まり、花が散り、時が錆びても――
それでも芽を出そうとする、ひとつの小さな種。

ここにあるのは、「植物に溢れたディストピア」。
ボーカロイド楽曲と小説で紡ぐ、断片的な物語たちです。

1曲ごとにひとつの小さな世界。
けれどそれらはすべて、見えない根でつながっています。

どうぞ静かに足を踏み入れてみてください。
あなたの中にも、何かが芽吹くかもしれません。


◆PICKUP TRACK

人がいなくなった世界で、
愛する人に託された温室を守り続ける天使。

芽吹く命を育て、いらない芽を摘み取る――
その行為に「善悪」はなかった。

何度も繰り返し続けた、代り映えのしない夏。
「命を比べる」という、天使らしくない感情が芽生える。

なぜ摘むのか。
何を残すのか。

思考を繰り返すたび、
その手は少しずつ震えていった。

これは、命の意味を問う、ひとりぼっちの祈り。


◆物語の断片

[random_fragment]


◆Links


◆New Post


◆New Music